2002年11月15日 群馬大会 1日目


2002年11月15日 群馬大会 1日目

午前 午前中は総会と講演でした。

 今年の講演会は、マークス秀子先生と明石康先生の討論。


午後 午後は授業実演・研究発表でした。

中学校授業実演前橋市立元総社中学校の荻野雅志先生、ALTのG・エステー先生と生徒たちです。

高等学校授業実演太田市立商業高等学校の小森谷純子先生と生徒たちです。


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授業見学をして
感じたこと・・・

 1年生の授業を見学したのはいつ以来だったか。
 例年、中学校授業実演は2年生で、「比較表現の勉強」が多かったようですが、今回は1年生でした。

【情報を尋ねる】
 この授業の設定は9カ国から集まった人々による、
International Partyとの設定です。各国の国旗の確認をWhat...?の疑問文でおこないスタートになりました。

 生徒たちは荻野先生とエステー先生のパーティーでの会話を聞き、自己紹介などをおこなう方法をまなびます。その後でワークシート用い、質問項目に従い、パーティー参加者であるクラスメイトに質問し、メモを取る活動になりました。
 パーティー後、参加者(生徒)たちは、自分の出身国の設定になっているホテルに戻り、そこからパーティーで知り合った人に電話をかけることになります。

 次に生徒たちは荻野先生とエステー先生の電話をするところ(見本)を見ます。会話を聞き(見て)、電話のかけ方、電話番号の確認のし方など見ます。その後で、座席の隣同士のペアで練習。ALTと話をする練習をおこないました。

 授業中、白地図(?)にパーティー参加者の国の国旗を貼り付けて、地理の学習。日本との時差を計算させて、計算練習的な要素も含み、50分が非常に濃い印象を受けました。 高校で授業をおこなうものとして、制限のある言語材料を50分間でどのように扱うのか、中学校の授業を見学するたびに考えさせられます。

 


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授業見学をして
感じたこと・・・

 高校生は環境問題を取り上げた題材で、リサイクルがキーワードでした。

 Trees consume CO2 and produce oxygen.

【英語で話させる】
 小森谷純子先生の授業は環境問題・地球サミットの話題から授業が始まりました。黒板に掲示した絵、グラフなどを生徒に見せながら、教科書の内容を説明する授業です。内容としてはそれほど難しいものではありません。

 授業で目につき、印象に残ったのは、とにかく簡単なことであっても『熱心に・執念深く』英語で導入し、発話させることへの小森谷先生のこだわりだと思います。開始からほぼ15分は教科書の内容把握のQ&Aに費やされています。

 原材料からアルミ缶を作ることと、リサイクルする場合とでは消費電力が95%削減できることを、ホワイトボード上の資料を用いて説明している点が印象に残りました。

 授業後半17,8分以降初めて教科書を開け、新出単語の発音練習、先生のモデルリーディングになりました。

 先生のモデルリーディングのあと、コーラスリリーディング、(起立しての)バズリーディング。(リーディングに費やした時間は8,9分)

 リーディングのあと、宿題としてあたえられていた、「リサイクルに関するレポート」をグループで発表する活動に入りました。生徒たちは準備時間の後グループのレポートを発表しました。SHOW AND TELLの活動として、一人でクラスメイトの前で発表することは、かなり英語が上手な生徒でも難しいものです。役割を分けてチーム対抗戦の様な指導法が効果的なのかなと思いました。 

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